渡嘉敷島(5) もう一つの戦跡碑

2008年3月27日(木)

 

戦跡碑

港に帰る途中で立ち寄った戦跡碑。碑曽野綾子が書いた碑文が刻まれている。侵略戦争を美化しようとする勢力の一人だ。

 

私はこの文章、把握できないので、紹介するっことができません」と米浜さん。
「それと、ここが私、あまり好きじゃないんですよ」と指さしたのは「そこにあるのは愛であった」の文字。その前につながる文章はこうだ。「敵の手に掛かるよりは自らの手で自決する道を選んだ。一家は或いは、車座になって手榴弾を抜き或いは力ある父や兄が弱い母や妹の生命を断った。そこにあるのは愛であった。」
昨日聞いた話となんと落差のあることか!集団自決した死者たちへのこれ以上の冒涜はない。

「曽野綾子さんはどれだけの村民、住民の声を聞いたのか?」「本人は、なぜここに建てなのか?なぜこの場所なのか?わからない」と米浜さんが続けた。

 戦跡碑にて